今のご時勢、生産性が重要視される。
そんななか、最近はPythonやRubyが生産性が高いとして人気だ。
確かにCやC++で書くよりも遅くてもいいならPythonやRubyで書いたほうが良いと思う。
CやC++、Java、C#あたりは開発コストが高くつくといったところだろうか。
Web業界を見ていると生産性だけではなく、セキュリティやスクリプト言語自体が持つ手軽さ(生産性に含まれるが)といったところも重要視される。
一方、アーキテクチャ屋は何を目指しているかというと線形代数の計算高速化だ。主な用途としては流体シミュレーションなんかだろう。
もちろん密行列の計算を高速化するのに文句は言わないが、本当に目指すべきものなのだろうか。Top500は国の威信さえ関わっていると言っても過言ではないが、やはりこればっかりにこだわるのも危険だと思うし、一般大衆に役立つものをコミットしていくという大義を考えた時に目指すべき物が偏りすぎていると思う。
実際にコンピュータを利用する企業という視点から考ると、どうしても生産性の時点でRubyやPythonが強いのならばそれを使うのが当然と言ったところだ。つまり、この部分を高速化することは求められているし、社会貢献でもある。
スクリプト言語処理系の高速化はすすめるべき技術だと思う。
個人的にはまず処理系のソースコードを読んで見ることから始めていこうと思う。(おっとその前にその言語を使えるようにならなければ)