modelsimがubuntuで起動しなくて困っていた。
以下長々と書く内容をまとめるとライブラリが足らなくて起動できなかったようだ。
vsimというのがmodelsimの実体なのだが、実行しても”No such file or directory”と出てきて起動しなかった。
fileコマンドを使って見てみると
./vsim: ELF 32-bit LSB executable, Intel 80386, version 1 (SYSV), dynamically linked, interpreter /lib/ld-linux.so.2, for GNU/Linux 2.6.4, BuildID[sha1]=be0130f25d5768e095133f4ed1d9d69902768269, stripped
と出てくるのでやはりELFでi386の実行ファイルだ。/lib/ld-linux.so.2はさすがにあるだろうと思っていたのだが、探して見たら無かった。どうやらこのマシンには/lib64/ld-linux-x86-64.so.2しか無いようだった。”ldが無い”というのはちょっと最初は信じられなかったがどうやら調べてみるとi386用のlibcが無いらしい。
今までアプリケーションはapt経由かソースを持ってきてコンパイルするかだったのでこの様なことになったのだろう。
ということで
sudo apt install libc6:i386
をした後に./vsimを実行すると
./vish: error while loading shared libraries: libX11.so.6: cannot open shared object file: No such file or directory
というメッセージに変わるのでここからはエラーで出てきたライブラリのi386版をインストールするだけで済むので楽になる。
以下のコマンドで必要だったライブラリを一括インストールできる。
sudo apt install libc6:i386 libx11-6:i386 libxext6:i386 libxft2:i386 libncurses5:i386
#x86のライブラリが全然無いなんて思ってなかった